■6月1日 【大学入学した時に思ったこと3 T】

受験勉強が終わり、胸を弾ませ大学へ入学してから1年が経ちました。私はこの1年を通して大学で感じたことが沢山あります。その中でも一番大きなことは“学校は何もしてくれてない”という高校からの変化でした。
高校生の頃は小規模のクラスがあり、担任の先生がいて、クラスの仲間とも先生とも3年間密に関わっていました。高校までは、例えば学校を休む場合は連絡を取ったり、成績が落ちてしまうと気にかけてくれたりなど、何かと支えてくれました。悪く言ってしまうと、自分で何もしなくてもそれを救おうと声をかけてくれます。
しかし大学は本当に何もしてくれません。規模が大きく先生との関わりも少ないから仕方ないのですが、欠席をしても連絡をとることは無いし成績が落ちてもほったらかしです。さらに授業も自分で考えて4年間でちゃんと卒業単位を取れるようにしなくてはいけません。密に関わる先生がゼロなわけではありませんが、自分のことはしっかり自分で考え行動していかなければどんどんと落ちぶれてしまいます。せっかく受験に合格して高い学費を払って通っているのに、こうなってしまっては全て無駄になってしまうと思います。当たり前のことではありますが、そうならないためにもしっかりと意識を持って通うことがとても大切であると感じました。
しかし、この縛られていない学生生活は悪いことばかりではありません。受験を終えた時、SMCで三林先生に「やろうと思えば何でも出来るよ!」と言っていただいたのですが、本当にその通りだと思いました。大学は自分がやりたい事が目一杯出来る最後のチャンスです。本を沢山読む事、チャレンジしたいこと、沢山遊ぶことや旅行に行くことなども含めて頑張ればいくらでも時間を作ることが出来ます。
けれど私は1年生の間、自分のやりたい事にチャレンジ出来なかったことや授業への取り組みなどを含めて、充実した学生生活を送ることができませんでした。今それをとても後悔しています。
恐らくこれが人生最後の学生生活。残りの3年間、一生懸命受験勉強をして入ったことを無駄にせず多くのことを学んで吸収し、学校も自分のことも悔いのないよう過ごして行きたいと思っています。




■6月1日 【大学入学した時に思ったこと2 S】

自分が大学に入って初めての授業の日、友達になった人と話して感じたことは、「あれ?この人たち、自分と違う」ということでした。自分の通っていた高校は、全校生徒のある程度の共通意識として「うちの高校に通う子はみんないい子で、大人」という面があったと認識しています。そしてその共通意識が更に生徒である彼ら自身の「いい子で、大人」な面を実際に押し上げていたと感じていました。

小学校、中学校、高校と来て、各段階でいい意味であれ悪い意味であれ付き合う人間と環境が変わり常識が崩れていったことは何度もありましたが、大学生になった今、それまでとは比べ物にならない大きさの変化に襲われ続けています。

やはり自分の通っていた公立高校は、皆住んでいる地域はほぼ同じで、なので幼い頃から育ってきた環境と待遇には基本的にさほど変わりはなく、また若者が多いという地域的な特性から高校も多く、すなわち学力に関しても比較的上下に開きが少なかったためか、今思えばなかなかどうして生徒はみな大まかに似たような意識と発想を持っているようでした。

例に漏れず自分もそのうちの一人だったと感じています。ですがそれは非常に良かったことであって、そのためこれからの人生でこれ以上にないであろう程過ごしやすく楽しい日々を送れたし、そしてなによりも価値観の近いかけがえのない友達が沢山できました。その意味で、自分はこの高校に入って3年間を過ごしたことに後悔はなく、満足している、と胸を張って言うことができます。

しかし大学に入ると全く状況は変わっていました。もちろん(高校入試とは比べ物にならないくらい大きな差ですが)皆似たようなレベルの試験を突破している、という共通点はありつつも、やはり人間が多いだけあって様々な環境から人間が集まっています。

学部の友達でもサークルの友達でも、本当に常識と発想が違います。

もちろん授業に出て学ぶこともそうですが、そこに集まる人間の多様性に出会いに行くことが大学というものに行く意味なのではないか、と感じています。

これから先、大学のような共通点を持ちながら(=その全ての人と関わる可能性がある)ここまでの多様性を持つ空間にいられる経験は無いと思います。

自分が初めての授業の日、友達になった人と話して感じた、「あれ?この人たち、自分と違う」はもちろんいい意味で、この感覚を求めて大学へ行ったし、2年生になった今も常に感じ続けられているものです。

毎日いろんな新しいことを自然に感じ、吸収し、吟味しゆっくり自分のものに出来るというところで、大学に行った自分の選択は間違っていなかったんだな、と思います。

■5月1日 【大学入学した時に思ったこと1 K】

今回から現役大学生による月ごとに決めたテーマでのエッセーをお送りいたします。


大学に入学する前、今までとは違う環境で、今まで勉強したことのない内容を学ぶこと、新たな友だちに出会うことなど、とにかく新しい世界が始まることに対して、私はわくわくした気持ちよりは不安な気持ちの方が少し大きかった気がします。なぜなら高校で過ごした3年間が本当に楽しかったので、大学での生活がそんなに楽しいものになるのか、というよりは楽しめるのかが疑問だったからです。「大学での4年間は本当に自由で、人生の中で一番楽しい時間だ」ということはよく聞いたことがあったし、多くの人がそう思っているのかもしれません。だけど、大学に入学する前の私には、これと言ってやりたいことがあったわけでもないし、明確な将来の夢もありませんでした。だから、なにかと縛られることのあった高校生活から、大学生になってそんな自由な生活をすることには、特に楽しみを感じませんでた。
入学式を終えて、いよいよ大学生活が始まった4月、5月は、やはり憂鬱な気持ちの方が強かったです。まず、今まで経験したことのない満員電車に1時間も乗って通学することがなにより辛いことでした。(それは今もだけど笑)友だちも何人かできたけれど、高校の時の友だちと比べてしまうと一緒にいてもどこかで変な気遣いをしてしまって、家に帰って疲労を感じることもありました。授業も、自分が関心の持てるものは思っていたよりもあまりありませんでした。
けれど、大学での生活も2年目に突入した今は、100パーセントとは言えないけれど、それなりに大学生活を楽しんでいると思います。サークルに入って高校からやっているダンスを続けたり、大学で出会った友だちとの仲も深まったし、バイトで働く大変さや楽しさを知ったり、留学をしたり…一年生の間に様々な経験をしたことで、自分が本当にやりたいことや将来のことも少しずつわかってきました。
思えば高校に入学したばかりの時は、中学校の方が楽しかったと思っていたし、きっと大学を卒業する頃には、大学楽しかった、と言っていると思います(笑)

「自由」だと言われている今だからこそ、やらなければいけないことはしっかりやって、やりたいこともやれるだけやってみようと思っています。



■12月4日 【日常日記】

初めまして。事務のSです。

たまに1階で渋そうな顔をして座っています。

そんな僕は現在、大学院生です。
先生方には「Sが大学院なんて…」と言われます。

と言うのも、僕は高校時代に全くと言っていいほど勉強ができず、特に英語は壊滅的で、偏差値は常に40代前半といった状態でした。
入校した時も、英語の基礎の基の字も知らないといった状態だったので、最初受けた授業は全く理解できませんでした。
先生方はそんな僕のレベルに合わせた授業をしてくれました。しかし、勉強を始めるのが遅かったため成績はなかなか上がらず時間だけが過ぎていき、高3のある日、学校の先生に「この成績ではどの大学も合格など無理だ」とはっきり言われました。
はっきりと「無理」と言われ悩んでいた中、塾の先生に推薦という新たな道を示してもらい、最初は「周囲が受験をするのだから自分も受験をする」と言うなんとなくの考えでしたが、推薦についても考えるようになりました。
幸い学校の評定はある程度とれていたので、指定校推薦をとることができ、晴れて大学生となり、現在の大学院生活があるというわけです。

大学院では、英語の論文を読んだり、文章を書く機会が増え大変ではありますが、先生方の授業のおかげでどうにかやっています。
今は、教えてくださった先生方にとても感謝しています。


■11月18日 【日常日記】

初めまして。 研修生のOです。

前回の研修で、私服だと受験生と混ざると言われ、今日初めてスーツでの出勤でした!
スーツはどんな人でも大人っぽく見える魔法のアイテム!


のはずだったのですが、全然大人っぽく見えなかったらしく、出勤早々先生方に笑われてしまいました。(;ω;)



まぁ、上の通り、スーツきた小さい人がいたら、それが僕です。(笑)
産休から復活したW先生からいきなりのご指名でこの日記を書いています。


僕は4人兄弟で、4人ともこの予備校にお世話になりました。
初めて体験来たときに、K先生に笑われたのは今でも覚えています。(笑)


大学生になった今でも、兄弟とこの予備校の話をすると、話がつきません。
そんな話をしてと思うのは、同年代の友達と比べて塾での思い出が人一倍あるな〜と思います。

もちろん受験で辛かった思い出もありますが、それ以上に友達や先生との楽しい思い出がたくさんあります。
友達にいじられたり、先生にいじられたり。(笑)

また大学に入ってからも、「W先生が出産したよ〜。」という嬉しい情報も聞きます。
そんなフレンドリーなとこが僕は一番好きです。^^


そんな僕の話は頭の片隅にでも置いておいて(忘れないでね!)、11月といえば、受験生にとっては一番辛い時期ですね。
この日記を書く前も、ある生徒が「進路について相談があるんですけど・・・。」と相談に来ていました。

自分の将来の夢が具体的に決まってる受験生は少ないと思います。

そんな受験生に見習い研修生からアドバイスを。

「どんなことも自分から行動しないと、見つかりません。」
大学に行ってみたり、職業体験に行ってみたりして、他人から聞いた話ではなく、自分の身体で直に感じて、こんなことがしたい!って思ったものを夢にしてみてください。
理想と違った!なんてことのないように!
そして、それに向かって頑張ってください!

それが将来自分の為になると僕は思います。



長い文章見てくれてありがとうございました。

最後に受験生のみなさん、頑張ってください!

以上研修生Oでした。

■6月19日  【外国人につながるこどものための大学進学ガイダンス】

財団法人かながわ国際交流財団の依頼により、6月19日に「南米出身の外国につながる子どもたちの大学進学ガイダンス」を開催いたします。

昨年度は、NPO法人ABCジャパンからの依頼により実施致しました。外国につながる子どもたちへの大学進学ガイダンスは、当予備校にとって2回目となります。



当予備校においても、様々な言語的背景を持つ子が在籍しております。小学校時代を英語のみで授業を行う学校で過ごした生徒、インターナショナルスクールで学んでいた生徒、日本人学校や現地校で幼少時代を過ごした生徒、保護者様のどちらかもしくは両方が日本出身でない生徒、保護者様が元帰国子女等様々です。また、日本で生まれ育って来たとしても、生徒一人一人の個性は異なり、また言語の習得や子どもの取り巻く環境もそれぞれ異なります。私たちはその一人一人を見つめ、「志望校・志望学部合格」・「大学受験現役合格」という目標に向かい日々指導しております。



今回、実施するガイダンスに参加するご家庭が抱える問題と、当校に通う生徒のご家庭の抱える問題は、共通点もありますし、異なる部分もあるかと思います。しかし、私共が培ってきた知識と経験が少しでも役に立つことがあるのなら、その協力は惜しまない所存でおります。



「多文化共生社会」と言われ、久しいですが、前述の通り、既に当校においても様々な環境で育った生徒が増加の一途をたどっており我々講師においてもその対応力が求められる時代となりました。そのような中で、講師が相手の事を理解出来ないことではなく、「理解しようと思う気持ちがない」ということが一番の問題であると捉えております。ガイダンスの回を重ねる毎、様々な生徒に触れる毎に少しずつ、我々講師自身が歩んでこなかった、様々な背景を想像できるようになり、そして子ども一人一人を、より理解しようという気持ちを育むことが重要なのではないかと考えます。



以上により、「外国につながりのある子どもたちへの大学進学ガイダンス」を当校の年間スケジュールの一つと位置づけております。当校ができることは、僅かではありますが、一人でも多くの子どもたちの将来を切り開くお手伝いが出来れば良いと考えております。





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